2010年03月23日

民主、生方副幹事長を解任 辞任拒否で“粛清”「動き出てくる」?(産経新聞)

 民主党は18日の緊急副幹事長会議で、17日付産経新聞のインタビューで小沢一郎幹事長ら執行部批判をしたことを理由に、生方幸夫副幹事長の副幹事長職解任を決めた。後任は辻恵衆院議員を充てる。これに先立って高嶋良充筆頭副幹事長が生方氏を党本部に呼び、辞表提出を求めたものの生方氏が拒否したためだ。小沢氏に批判的な議員への事実上の“粛清”ともいえ、これによりくすぶり続けてきた「小沢おろし」の動きが一気に加速する可能性も出てきた。

 「元秘書らが3人逮捕されている小沢氏の責任を何も問わず、外部に向かって批判したから辞めろというのはおかしくないですか」

 18日午後。党本部の一室で生方氏が声を荒らげた。インタビュー記事のコピーを手にした高嶋氏が「これは執行部批判だ。副幹事長の職を辞していただきたい」と迫ったからだ。

 高嶋氏は、生方氏がインタビューの中で「今の民主党は権限と財源をどなたか一人が握っている」と小沢氏を批判した点を特に問題視。「正副幹事長会議で発言しなかった。それでいて外でいうのはケジメが付かない」と述べた。

 生方氏も一歩も引かず「意見を言える雰囲気ではなく、議論の時間を取らなかった」と反論。「幹事長室に権限を一極集中すべきではない」と改めて小沢氏らの党運営を批判するなど、両者の言い争いは次第にボルテージがあがった。

 生方氏が党内の政策論議を深めるためとして「政策調査会の設置を目指す会」に、小沢氏に距離を置く中堅・若手を集めているのも執行部のカンにさわっていたようだ。

 生方氏は「倫理委員会で堂々と意見を述べる。そこに呼んでほしい」と主張したが、高嶋氏は「辞表を出してほしいといっている」と拒否した。同日夕には副幹事長会議を緊急招集し、生方氏の解任を決定した。小沢氏は高嶋氏からの報告を受け、「残念だな。円満に解決できなかったのか」と語ったという。

 鳩山由紀夫首相は18日夜、首相官邸で記者団に「党の中では一切話さず、メディアに向かって話すのは潔い話ではない」と生方氏の解任に理解を示した。参院幹部は「役職どころか議員も辞めればいい。人間失格だ」と生方氏を手厳しくこき下ろした。

 高嶋氏ら執行部が小沢氏に対する批判を公然と締め付け始めたことで、党内対立の激化は避けられない情勢だ。小沢氏に距離を置く民主党七奉行の一人、野田佳彦財務副大臣は同日の記者会見で「耳に痛い話をした人が辞表を迫られるのは極めてよろしくない」と指摘。渡部恒三元衆院副議長も「(解任は)とんでもないこと。民主党は民主主義を語る資格がなくなる」と嘆いてみせた。

 小沢氏に批判的な中堅はほくそえんだ。

 「執行部は何で火に(解任という)ガソリンを注ぐようなことをするんだ? いろんな動きが出てくるぞ」

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2010年03月18日

<取り調べ可視化>早ければ来年6月めど結論 法務省勉強会(毎日新聞)

 法務省は17日の政策会議で、取り調べ全過程の録画・録音(可視化)導入に向けたスケジュールを与党議員に示した。省内の勉強会は来年6月ごろをめどに実務上の課題を整理し、導入方法などの結論をまとめる。さらに法制審議会への諮問・答申の手続きを踏めば、法案提出は早ければ12年の通常国会が見込まれる。

 勉強会は政務三役を中心に昨年10月に始まった。年間200万件に及ぶ全事件を対象にすることが現実的かどうかなど、論点整理を進めている。来年度には、既に導入している諸外国の視察や、捜査・公判の実情調査を実施。進行具合によっては、来夏以降も勉強会での検討を続ける。

 中井洽国家公安委員長も2月から、私的研究会で可視化や新たな捜査手法の議論を進めており、結論には約2年かかるとの見通しが示されている。このため今年7月にも、中井委員長と千葉景子法相が協議し、法案化に向け認識を共有する。

 可視化を巡っては、民主党の「取り調べの全面可視化を実現する議員連盟」が、今国会での法案提出を政府に要請している。政策会議では与党議員から、早期の法案提出が必要などとする異論が相次いだ。【石川淳一】

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2010年03月16日

暴力追放運動リーダー宅に発砲、工藤会関与か(読売新聞)

 15日午後11時20分頃、北九州市小倉南区南方3、小倉南区自治総連合会の作本亘会長(75)方で、ガラスの割れる音がした、と110番があった。

 福岡県警小倉南署員が駆けつけたところ、玄関のガラスと勝手口に銃弾が撃ち込まれたような穴が4、5か所あった。同署は発砲事件とみて調べている。作本会長は家にいたが、けがはなかった。

 小倉南区では、同市を拠点とする指定暴力団・工藤会が新たな事務所を開設。同区自治総連合会などが撤去を求めて集会を開き、事務所周辺をパレードするなど暴力追放運動を進めている。同署は、工藤会との関係を調べている。

 工藤会は今月5日、同区上貫3で新たな事務所を開設。これに伴い、小倉南署と小倉南区、同区内の全26校区・地区は10日、緊急会合を開いて事務所撤去に取り組むことを確認。この際、作本会長は「事務所周辺には幼稚園や小学校があり、住民の日々の生活が心配。事務所の撤去、暴力団排除に向けて一致団結していかねばならない」と呼びかけていた。

 この会合を受け、12日は貫校区連合自治会が、暴力追放決起大会を開催。住民ら約510人が「暴力団は出て行け」「看板を外せ」と拳を突き上げながら事務所付近をパレードした。

 住民代表が、工藤会側に事務所撤去を求める要求書を手渡そうとしたが、同会側は「責任者が来るまで待っておけ」などと受け取りを拒否。パレードの最中には、組員らと警戒に当たっていた警察官約100人とにらみ合う場面もあった。事務所の看板は、13日に外されていたことが確認されている。

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